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zoom RSS 世界鍼灸事情(前篇)

<<   作成日時 : 2015/10/24 05:40   >>

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今回は私の米国研修時の解剖実習アシスタントであり、母校の後輩であり、そして弟子でもある、Mitsさんからの投稿です。
今回は2回にわたって彼に世界の鍼灸事情を教えて頂きます。
今後グローバルな社会になって行くと共に鍼灸師も世界への視野が広がっています。
でもどこで勝負するにしてもやっぱり技術は大切みたいですね。
技術は自分自身で外に出て学ぶものです。そしてそれが必要なのは今です。
もう遅いと感じたその瞬間が物事を始める一番のタイミングです。
人生いろいろ、鍼灸師いろいろですね。みなさんも是非!
それではMitsさん、お願いします。

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こんにちは。僕は豪華客船で働く鍼灸師のMitsです!
日本で資格を取り、今は海外で鍼灸師として働いています。
将来は海外移住をして移住先で鍼灸師として働きたいと思っています。
日本に住んでいる鍼灸師の方で海外で働くことに興味がある方が多かれ少なかれいると思います。そこで、今日は日本以外の国で鍼灸師として働くにはどうすればいいのかを少しご紹介しようと思います。

せっかくなので僕の場合から話して行きます。

僕は現在、船上鍼灸師として豪華客船で働いています。契約をしている会社はイギリスに本社をおく会社です。海の上で働く場合、国の法律に縛られないので会社が認めている国の資格を持っていれば鍼灸師として船で働くことが出来ます。なので僕は、日本の鍼灸免許しか持っていませんが、船で海の上で働くことが出来ています。

外国で働く場合をみていきましょう。

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アメリカで働く場合

アメリカは州ごとに鍼灸の資格を出しています。なので、どこの州で働きたいのかによって行く学校が変わってきます。
例えばカリフォルニアは州でのみ使える資格の試験があります。合格すればカリフォルニアで鍼灸師として働けますが、他の州では働けません。いくつかの州はこのように州のみ資格を出していますが、半数以上の州はNCCAOMの試験を合格することで資格を認められますので、どこの州で働くのかということも考えて学校選びをする必要があります。

アメリカでの鍼灸の背景には西洋医学の限界を感じる医師や患者が増えているのと病院での治療費が高額ということがあります。
アメリカの保険は初めの100ドル200ドルまでは自費で払ってくださいというものが多く、また、保険会社も高い医療費を毎回負担するよりも比較的安い鍼灸治療に行ってもらった方がいいということもあり、鍼灸を保険適用しているプランが出てきています。
アメリカの鍼灸業界は今後の可能性をたくさん秘めています。

イギリスで働く場合

イギリスは、鍼灸の国家資格がありません。なので誰でも鍼灸師として働くことが出来ます。問題はどうやってイギリスに滞在するかということ。何かしらのビザが必要となってくるのですが、それはまた違った問題になるので今回は省略します。
イギリスでも鍼灸が少しずつ流行り出しているので法整備がされる前の今のうちにイギリスに渡って鍼灸院を開いてみるのもいいかもしれませんね。

フランスで働く場合

フランスでは1988年にフランス医師会によって鍼灸の資格証明制度が承認され、鍼灸学校が設置されました。ですので、日本の鍼灸免許では働くことが出来ません。
フランスで働きたい場合は、鍼灸学校に入り直して資格を取得しなければいけません。フランスで鍼灸治療を行うのは全て医師になりますので日本のように鍼灸師という資格だけで働くのではなく、医師になった方が鍼灸を学び、治療をしています。なので鍼灸治療を行っている人の数は少ないです。伸び代を考えればやりがいがあるかもしれませんが、フランスで働くのは僕たち日本人からすると長い道のりを辿らないといけないですね。

ドイツで働く場合

ドイツの鍼灸教育はDGfANという団体が行っています。多くは医師が鍼灸治療を習得し臨床にあたっているようです。医師以外にもドイツ特有の治療師という職業の方、そして助産師が鍼灸治療を行えるようです。鍼灸治療は保険適用されるので特定の病気であったり、助産師の場合は分娩時のみなど細かい規制があるようです。

オーストラリアの場合

オーストラリアでは2012年に法律が変わり、鍼灸治療を行うには国家登録が必要になりました。なので、ワーキングホリデーでオーストラリア滞在中に鍼灸師として働くことが出来なくなりました。オーストラリアで鍼灸師として働くには、まず就労可能なビザを取得すること。そして中医師の資格を取得しなければなりません。中医師とは漢方と鍼灸のコースを履修した者に与えられる資格です。オーストラリアではCMB指定のコースを修了する(だいたい4年間です)と中医師の資格が得られます。日本と違い国家試験はなくコースを終了すれば資格を得ることが出来ます。最後に英語の試験IELTSでListening, Reading, Writing全分野7以上(9点満点)を取得することが必要です。この試験は日本でも受けられます。オーストラリアで働くには以上3つのステップをすべてクリアする必要があります。国家登録されればプロ協会に加入します。協会に加入すれば損害賠償保険に加入出来るようになります。大学によっては日本の鍼灸学校での単位を認めてくれていくつかの学科が免除される可能性もありますので興味がある人は学校に問い合わせてみてください。

(後編に続く)

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