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zoom RSS 努力なんて大嫌い

<<   作成日時 : 2013/11/08 09:58   >>

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アメリカで大学院卒業して漢方薬剤師も兼ねる鍼灸師になった。日本で免許取ってから治療歴何年も重ねてはいたが正直言って今よ〜く振り返って考えるとまだまだ下手くそだった(笑)。今がどうこう言う訳じゃないが自分で正直に評価してみてそう思う。もちろん既にアスリートのスポーツ障害に対する治療に特化していたが(それはそれなりに効果は出していたものの)それでもまだまだだった。かれこれ十何年前の話だ。

その打開策として人のセミナーや講義をよく聞きに行った。殆ど話ばっかでつまらないものが多かったが一番感銘を受けたのが松本先生だった。みんなの目の前でどんどん患者さんを治していく。効果が直ぐにわかる。そしてその松本先生のセミナーで出会ったのが中野先生だった。人から継いだ技を自分なりに咀嚼し自分の技として効果を出せる鍼灸師だった。それは俺が最も理想としている治療家だ。ポイントは効果。まね事であろうと人から教えてもらおうとそれを自分のものとし、患者さんをしっかり治せるものをずっと追い求めていた。営業や宣伝やコミュニケーションより、鍼の効きそのものにプライオリティをおいていた。

今考えるとボストンまで押しかけ弟子のような俺を松本先生は数日クリニックにおいてくれて質問すれば教えてくれた。朝から晩までずっと先生の後ついてお灸の手伝いしたりしながら先生の打ったツボの位置(取穴)を確認した。そこでまず於血処置を学んだ。火穴治療を学んだ。取穴(先生の臨床用のツボの位置)に焦点を置いた。家に戻って直ぐに練習した。少しのツボの違いでもそれが大きく結果に出た。少しずつだが効果が見えた。しっかりとれた時の感動は今でも鮮明に覚えている。その時初めて俺にも出来るということがわかった。

胃の気は直接には中野先生から指導して頂いた。毎年6月ごろに数日クリニックを閉めて、ニューメキシコまで色々学びに行く。もちろん松本先生のやり方だが人それぞれ微妙に違いが見えてきた。中野先生も松本先生と同じく徹底的にお腹の反応を診て丁寧にとっていく。背中や腰も同じに印をつけて全部とっていく。内臓の反応を全てとった時、問題点は殆ど解決している。最初の頃、スポーツ障害は経絡や内臓関係無いでしょ?と思っていたが実はそうではなかった。

最初は出来なかった。全くと言っていいほど。教えてもらっても嘘じゃないか(笑)と不安になることもあった。でも少しずつ俺でも取れるようになっていく。何回も繰り返す。患者さんに嫌な顔されたこともあった。でも丁寧に治そうとする気持ちが伝わったのか文句を言われたことはなかった。反応点に印つけるのにまず時間かかってそれを取りきれないからいっぱい打つことになる。恥ずかしかった。でも治せないのはもっと恥ずかしいと自分に言い聞かせてあえて打ち直すことも何度もあった。とりきれない時は患者さんに素直に謝った。そんな俺を勝手な思い込みかも知れないが患者さん達は温かく見守ってくれたような気がする。

そんなことを数年続けた。松本先生のセミナーは毎年欠かさない。中野さんのとこにはもう何年も通って教えてもらい、一緒にセミナー受けて、会えない時はメールや電話で質問すると本当に丁寧に細かく指導してくれる。勝手なこと言わせてもらえば師を同じくする兄弟子であり、でも実は師でもある。

武道習熟の極意に“守破離(しゅはり)”という言葉がある。師の形を守り、そして破り、やがて離れる。その繰り返しによって己の技を極めていくことを言う。まさに至言である。弟子の最大の恩返しは師を抜くことにある。事は簡単ではないがこれを常に目標にして進まなければ匠の道は歩けない。

他人は自分の努力は知らない。アホなこと言って調子に乗って、それが俺だと思ってる(し思われてる 笑)。第一、根性とか努力とかあまり得意でないし似合わない。楽しいことしていつも笑っていたい。でもそのためには努力とか苦労とかそんなものを道連れになりふり構わず突っ込まなければならない時が人間人生には一度や二度はある。苦労は口にした途端身につかずに水の泡となる。身につけなければならない。そのタイミングに必要な物以外は見ないことにしてそれのみに集中する。ホントにそれだけの事であるが決めたことを自分で最後までやり切るというのは大変なことでもあるが終わってみると自信と力が付いている。このブログを読んでる人、もしももっとうまくなりたいと思えばうまい人に習うのも手かもしれない。見本があるので初めから何かを生むより、結果も見えるし最強最短の道かもしれない。だが見本(になる人達)も一朝一夕でそれを手に入れたわけではない。センスや器用さ、そしてそれに対する執念のようなものも関わって後はその練習(数をこなすこと)が必要になってくる。

そしてここが重要だが何人もこなしていくと人によっての違いがわかってくる。
そこで初めて自分自身の応用が生きてくる。そしてそれが本当の自分の技となる。
自分の技となって初めて人に伝えることが出来る。

もっとうまくなりたい。もっともっと使えるようにならなければと常に思う。思うだけは誰にでも出来るのでここからがポイントですね。

食欲の秋と同時に学びの秋です。気候もいいし、何かを始めるのにはいい時期です。これ読んでそうだよなぁと思うだけもあなた。これ読んで実行に移すのも又あなた。さぁ、さんざんうまくなりたいと言っていたあなたはどうしますか?




努力は人が見てないところでするものだ
努力を積み重ねると人に見えるほどの結果がでる

長嶋茂雄

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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
小松先生に同感です。私も努力という言葉は好きではありません。
努力というと、その裏には苦労とか、やらされ感などマイナスを感じます。
自分のすることに夢中になっていれば、周りから見て努力しているように映っても、本人は努力とは感じないのだと思います。
自分のすることが本当に好きでやっていれば、嬉しいとか楽しいと感じると思います。
そんな経験を明日したかったのですが、2週間前の交通事故のため明日は欠席します。
また来年お会いできるのを楽しみにしてます!
ソガ
2013/11/08 12:00
先生!とにかく動きます!思い立ったら動きます!
元々、守りが苦手なのに守りに入ってたからスッキリしなかったんだって気付けました!自分らしく攻めてみます!そしたら、いつか良い報告ができるかも…!
masa
2013/11/08 13:21
ソガ、えぇっ、交通事故?大丈夫?
今日モデルで来る?治すよ(笑)
良くなったら又参加してくださいね。今回のは次回に教えますからご心配なく!お大事に!
take
2013/11/09 06:24
masa,じっくり考慮して、計画立てて、用意周到にして、タイミングを見計らって一気に駆け上がる。だがメンタルは動かざること山のごとしで少々のことに動じない。これこそいうが易しだが(笑)今回話そう!
masa
2013/11/09 06:27
すみません。上のコメントの名前間違えました。私です{%笑い
take
2013/11/09 18:56
本日は貴重なセミナーありがとうございました。

いつも、タケ先生に習ったことを、半年間練習して、セミナーでまた課題を見つけての繰り返しで早6年、、、

初めて、セミナーに参加してから6年経ったんですね、資料見返してびっくりしました(笑)
そして、使う経穴を覚えてそうで、覚えきれていない自分にも(涙)
シン
2013/11/09 23:20
シン、俺だって何年もやってるからここまで来ました。
途中で諦めずにお互い頑張ろう!
続けてやった奴が最後まで残るんだよ。あきらめないで行こうぜぃ!
take
2013/11/09 23:33
Take先生こんにちは。
相変わらずの先生のパワー溢れるブログで、もっと自分も頑張らなければ!と思わされました。
教わった事を自分の物にする為の咀嚼の一回一回は、人を相手に行う実践しかないと思いますが、海外で活動したいと、資格を取った後は臨床経験を積まずすぐ海外に出た為、たまに友達にしてあげる程度では自分は技術的面で出遅れていると思います。アメリカ滞在の後に、少しでも早く勉強させて貰える日本鍼灸の院を見つけたいとウズウズしております。笑
今のうちからでも鍼灸師として出来る努力(苦手な経穴を少しでも多く覚える等…)をもっと気合い入れて頑張ろうと思います。^ ^
Koki
2013/11/10 20:35
本日のセミナー有難う御座いました。
今回も内容の濃いものばかりで、今も資料を見つつ色々思い出して頭を整理してます。

でもその前の基本治療でお約束事項を間違えていたり、効果が出たり出せなかったりと、まだまだ上のレベルに行くには時間が掛かりそうです。

2年前の1年生の時から参加させて頂きましたが、もうこの3月で卒業するとは...
それなりに想像していましたがあまりにも早く、又あまりにも自分の力の無さに卒後の自分が不安でなりません。

学校の中でしか他人と鍼を打合う機会が無いですから、そんな自分の力というか、他の先生方との差を今見ておこうとしていたのもあるのですが、やはりその差は大きかったです。

Take先生が仰る様に前に進むしかないので、地道に「ゆっくり急いで」行きたいと思います。
次にお会いする時には、いくつか結果が出せるようにしたいと思います。
今後もご指導宜しくお願い致します!


らく
2013/11/10 22:19
koki, facebook見てるよ。若いうちに色々見ておくのも後でかけがえのない経験になるでしょう。鍼灸もしっかり目標立てて今は遅れは気にしないでたっぷりいい体験して下さい。
帰ってきたら俺がしっかりセミナーで鍛えたる!
take
2013/11/11 11:56
らく、そうかぁ、もう卒業かぁ。早いもんだな。鍼灸技術も焦ってもしょうがないよ。地道に数こなすしかないし、その中でどうやって自分のものにするかだよね。セミナーでの発見や逆に失敗は次に役立てられるようして下さい。2度と同じ間違いをしないことも大事な成長の鍵だと思います。又春に会った時にいい近況教えてね!
take
2013/11/11 12:01

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