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zoom RSS 米国カリフォルニア州に於ける鍼灸の実際

<<   作成日時 : 2009/06/06 03:15   >>

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今回は日米の鍼灸免許に関わる相違点から、今後の業界の発展にどのように影響していくかを考えていきたいと思います。

日本に於ける鍼灸師の免許は終身制です。これは一度免許を取得すれば違法な事をしない限り、生涯その免許を保持出来るという事です。これに対して米国(これからのお話はカリフォルニア州の免許)では2年間に50時間の講習やセミナーを受講しなければ(これをCEU制度と言う)免許を更新する事が出来ません。更新費用は$325(日本円で約3万円強)で更新を怠ると免許が使えなくなります。最悪の場合は再度の資格試験を受験しなければなりません。この制度は僕たち鍼灸師にとってある意味、面倒な事ですし、費用も生涯かなりかかります。しかし、鍼灸師の資質や情報、そして技術向上の為には大変良い制度かとも思います。又、鍼灸学校では上級時にインターン制度があり実際の患者の治療を有資格者であるスーパーバイザーの元で数千時間(学校によって異なるが)行います。これは卒業後直ぐに治療活動をする為に最も重要な事です。この2点は僕自身、日本でも導入するべき制度だと思います。実際に日本で免許所得後、直ぐに開業して成功するというパターンが少ないのはこの為かとも思います。

先の調査結果では鍼灸学校でのトレーニングプログラムは開業一年目の治療に役立っているかという質問に63.8%の人がYESと答えています。又、卒業後にも自分の技術向上の為に77.7%の人がCEU以外でセミナーやその他で学んでいると答えています。セミナーの内容は中医学 (12.2%)、精神医学 (11.3%)、漢方薬学 (7.7%)、栄養学 (3.9%)、整形外科学 (10.9%)、婦人科学 (3.9%)等です。

治療で専門を持って経営している人も少なくありません。以前、僕がスペシャリストとして活動する方が今後は道が開けると言っていたのと同調する流れです。
ペインマネージメント 、中毒症リハビリテーション(ドラッグやアルコール等)、エイズ、肝炎、麻痺、婦人科疾患、不妊症など2割以上の人達が何らかの焦点を絞って活動しています。

最後に大きな相違点として米国(特にカリフォルニア州、ニューヨーク州)は治療で保険請求が出来る事です。保険会社によって支払われる金額に差異が出て来ますが僕のクリニックの場合少ないと$25〜、多いと$220が一回の治療で支払われます。労災でも$80位です。又、カリフォルニア州の鍼灸師は漢方薬剤師も兼ねているので漢方薬の処方が出来、治療にも大きく貢献しています。次回は日本の鍼灸免許が米国でどのように使えるのか、また米国で鍼灸学校に入るには、資格試験の準備等、いままで皆さんからメール等で御質問の多かった事を説明します。外国で鍼灸師として活動するのも面白いかもね。

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コメント(7件)

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こんにちは!お元気ですか?お久しぶりです!何度かお電話差し上げたんですが、いつもタイミングが悪くお話出来ずじまいでした。。。(多分帰国されていた時期なんだと思います)私は無事大学院1年目を終えました!また次回御会い出来る事を楽しみにしております!
ayami
2009/06/06 20:29
お久しぶりです、こんにちは!
自分も今年3年生ということで就職活動を少しずつ考えています…日本の鍼灸治療にももしかしたら保険適用の範囲が広がるかもしれないという話を聞き(とはいえまだまだ先の話らしいですが)、ひそかに期待しています。
アドバンスのときに小松先生に相談させていただきたいのですがよろしいでしょうか?よろしくお願いします!
inu
2009/06/06 20:57
こんばんわ!確かに日本の鍼灸師は情報の共有も難しいです。自分で厚労省のHP見たり業界誌を読むくらいしか。免許の更新性になれば業界も一つになるかもしれないですね!
ようすけ
2009/06/06 23:42
いつも有益なお話をありがとうございます。
自分でもいろいろ調べていたのですが、なかなかここまで詳しくはわかりませんでした!
米国の鍼灸を知り、それを少しでも日本の鍼灸の活性化につなげれればいいなと思います。
次回の更新も楽しみにしています!
yoshi
2009/06/07 06:22
この業界は一生勉強が必要だと思ってます。環境や文明の変化に伴い、人間の体も少しづつ変化(抵抗力の低下など)がでているといいますし。そういう意味では、米国のように常に最新情報のShowerをあびることはとても大事なことだと思います。
次回も楽しみにしてます。
TONY
2009/06/08 16:20
先生こんにちは☆
日本の鍼灸は保険もごく一部しか適用されませんし、実際、鍼灸自体も世間的にあまり認められていない部分があると思います。『もっと鍼灸を認めてほしい!!』と強く感じています。でも、この現状になるのにもやはり原因があるんだなと思いました。日本の鍼灸界も、世間に認められるだけの努力をする必要があると感じました。私もこれから鍼灸界に入る一人として、常に学び続ける姿勢を大事にしたいと思います!!
miki
2009/06/10 20:32
国家試験に合格したら、即患者さんを治療出来るか?と言わればまず無理だと思います。
学校で教えるのはあくまでも国家試験合格するための座学ですから。
でも臨床において重要なのは解剖と生理の基礎知識が重要と思います
私は鍼灸科の三年生で、学校内にある治療院で週に一回90分の臨床治療を行うカリキュラムがあります。
その対象は主に当学校の学生です。
実は今日その学生の腰痛を治療させていただいたんですが、結果としてはあまり良い結果はえられませんでした。
普段やっている友達同士の治療とはやっぱり勝手がちがって、テンパりました。またそのクライアントは鍼灸治療は初めてということもあって、セジュツを受けてもあまりパッとしなかったようです。
でも、今回の経験は非常に勉強になりました。
やっぱり座学では得られない生の声は今後の勉強課題を提示してくれるように思いました。
学生のうちに実践の治療を体験するのは、全体必要だな〜と思います。
松田コート
2009/06/13 00:00

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